検索する時代は終わった? AIを「専属の家庭教師」にしてシステムを作る新しい常識

AI活用

久々の格闘?システムの設定

 ここ数日、システム環境構築でうなってました。何年振り?でしょうか。すんなりできるはずでしたが、思わぬところで足止め。
 Googleチャットで、特定企業向けのAIチャットを実装したいと思ったのがキッカケでした。頭のなかではイメージ出来ていたので、まぁ難しくないだろうと思ってました。
 チャットからAIを呼び出すところまではスムーズにできましたが、AIからの回答がチャット画面に反映されない!!

 そこから3日間の格闘が始まりました。(ゴング!!)

 ざっくり仕組みをいうと、Googleの持っているチャット機能をベースに、そこからGeminiを呼び出して、チャットの中でAIと対話するという仕組み。
 全然難しさを感じない仕組みですよ。でも前述のようにうまく動作しない!

さぁGeminiよ!扉を開け!!

 さぁGeminiさん、聞けばすぐに「はい、正解はこちらです」とスマートに答えてくれる……と思いきや、事態はそう簡単ではありませんでした。

 私が状況を伝えると、Geminiも「うーん、おかしいですね…」と言わんばかりに、あーでもない、こーでもないと解決策を提示してきます。それを試しては失敗し、また新しい仮説を立ててはぶつける。

 「いや、その指示通りにやったけど動かないよ」  「すみません、ではこちらの設定はどうでしょう?」

 そんなやり取りを繰り返しているうちに、私は不思議な感覚に陥りました。  この「ああでもない、こうでもない」と頭を抱える感じ……。これ、何かに似ている。

 そうだ、まだ若手だった頃、夜遅くのオフィスで先輩や後輩と机を並べて「なんで動かねえんだ!」とウンウンうなりながらシステムを組んでいた、あの感覚だ。

 今のAIは、単なる検索エンジンではありません。  正解をポーンと出す魔法の箱ではなく、一緒に悩み、一緒に壁にぶつかり、泥臭く正解を探してくれる**「デジタルの後輩」であり、時には頼れる「先輩」**でもあるのです。

煮詰まった時の「セカンドオピニオン」

 さすがにGeminiと二人でうなり続けて3日目。少し空気を変えたくて、別のAI、**Claude(クロード)**にも声をかけてみました。

 これがまた面白い効果を生みます。  Geminiが「最短距離で突破しようとする熱血な後輩」だとしたら、Claudeは少し離れたところから「そもそも、ここがズレてませんか?」と冷静に指摘してくれる「物静かなベテラン技術者」のような立ち位置。

 この**「AIのセカンドオピニオン」**によって、ようやく絡まった糸が解け始めました。   Geminiと試行錯誤した「土台」があったからこそ、Claudeのひと言が決定打になった。まさに、チームで一つのプロジェクトを完遂させるような連携プレイでした。

ついに、その時が来た。

 最後のアドバイスに従って設定を終え、画面に「こんにちは」と入力した瞬間。  AIから待ちに待った返信が届きました。

 その瞬間、私の頭の中で鳴り響いたのは、格闘技の試合終了を告げる「カン、カン、カーン!」というゴングの音。……いや、それ以上に、徹夜明けにシステムが動いたとき、先輩と無言でコーヒーを飲んだあの達成感に近い、静かな感動でした。

 今の時代、環境構築に「孤独な戦い」は必要ありません。  AIと一緒に悩み、うなり、時には別のAIの知恵も借りる。

 「IT Growup」として私がこれから提供していきたいのは、単なるシステムの構築ではなく、こうした**「AIという相棒と共に、楽しみながら壁を乗り越えていく体験」**そのものなのかもしれません。

 61歳、ITコンサル。  AIという新しい「後輩」たちに囲まれて、私のシステム開発は今、また一番面白い時期を迎えています。